270ccキットに交換

以下は組み込みですが、ボルトやナット類はブレーキクリーナーで掃除してからグリスを付けて締め込みました。
ピストンには前後があるので取り付けはそれに従います。
矢印の方向(右)が前です。
Rev-3のピストンリングには1番リング、2番リングの区別はありませんが裏表はあり、◎印が表になります。
ピストンに入れるときは指で広げて入れるようにします。
ピストンの溝の中には写真のようなボッチがあり、ここにピストンリングの切れ目を合わせてシリンダーに入れます。
無理してもここが合ってないと絶対に入りません。
シリンダーとクランク室の間に入れるガスケット。
文字が書いてある方(手前)が下になります。
次回シリンダーを開けるときに剥れやすいようにシリコングリスを塗布しました。
ピストンをシリンダーに入れるときはピストンリングの切れ目をボッチを合わせて入れますが、初めてのときはなかなか入りません。タイヤ交換と同じようなものでコツが分かれば、すんなり入るようになります。
ピストン、ピストンリング、ベアリング、シリンダー内には前もって2stオイルを薄く塗っておくとスムーズに入ります。
芯出し。
シリンダーがセットできたら4ヵ所のナットを指で締められるくらいの強さで仮止めし、キックを使って10回以上クランキングをすると芯が出ます。
芯が出たら、ピストンが上死点(ピストンが一番上のとき)にくるようにして、シリンダーを上から手で押さえ、芯出ししたシリンダーがずれないようにしながら、4ヵ所のナットを5回ぐらいに分けて、均等に締め込みます。
仕上げはトルクレンチを使います。ただし、左前のナットは冷却水の取り出し口があり、トルクレンチが入らないので、感覚で締め込むしかありません。
トルクは2.2kg・mにしました。
シリンダーヘッドのガスケット。
矢印の出っ張りが前にくるようにします。
ガスケットには凸凹があり、凸が上になります。
6本のシリンダーヘッドのボルトうち、トルクレンチが入るのは前3本のみ、後3本は手トルクで締め込みます。
すべて取り付けて完了です。
早速、ナラシ運転(60:1の混合ガソリン)をしてみたところ、低速が良い感じです。
これからのキャブレター調整が楽しみです(笑)

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