270ccキットに交換&O/H

【2005-5-19】
 ピストン、シリンダーヘッドのクリーニング
ダウンチューブを外し、ラジエターを宙吊りにすれば、まわりの配線を外さなくても作業できます。

カーボンはシリンダーヘッドの内側やピストンの頭には当然ですが、ピストンリングや溝にもかなり付着していた。

クリーニング後は始動が良くなり、プラグが死ななくなった。

250ccに戻す

【2004-12-16】画像を追加
 エンジンをオーバーホールしてもらうときにシリンダー内のメッキにくもの巣状のクラックを発見(下の写真)。とりあえず250ccに戻しました。
乗っていて何の変化も感じられなかったので、オーバーホールしなかったら気が付かなかったと思います。このまま乗り続けるとどうなっていたのか?と考えるとゾッ!とします。
なぜこんなことになったのかは不明。ショップの成田さんも「始めて見た」とか。

不幸中の幸いというか、250ccに戻したことでマイルドで乗りやすいことに気が付きます。これなら270ccを再メッキして、乗せ変えるよりも250ccのまま乗った方が良いかも知れない。ということで、しばらくはこれで乗ることにします。

03-04Rev-3用の270ccキットが手に入ったので付けてみました。
ピストンを交換する場合も同じ手順になります。
*キットにはシリンダー・シリンダーヘッド・ピストン・ピストンリング・ピストンピン・ベアリング・クリップ・上下ガスケット・BETAステッカーが入っていました。
冷却水を抜き、ラジエター、ホース、エキパイ、プラグなどなどを外します。
ホースバンドは無くしたり、方向が分からなくならないようにしておきます。
はめるときは内側にシリコングリスを塗っておくと入りやすくなります。
シリンダーヘッドを外したところ。
ピストンにカーボンが付いています。
付いたカーボンはガソリンに浸けた後、スプーンなどの先が丸いもので削ぎ落とします。
今回は250ccに戻すこともありえるので、大切に保管しておきます。

*ガソリンの取扱には注意してください。静電気で引火する場合があります。
シリンダーヘッドの内側。
こちらにもカーボンがビッシリ。。。
どうしても取れないカーボンは深追いせずに諦めます。
こちらも保管します。
ピストンピンを止めているクリップをラジオペンチで外し、ピストンピンを抜きます。
12mmのソケットとエクステンションを使って押し出す。
どうしても抜けない場合は叩いたりしないで専用工具(ピストンピンプーラー)を使います。
コンロッドのベアリングは指で簡単に抜けます。
新しいものを入れるときは2stオイルを塗布してから入れます。
クランク室の中を洗うため、ガソリン入れるように書きましたが、黒山さんのHPでは99年式のTechnoから『クランクベアリングは「耐熱グリス封入タイプベアリング」を使っています』ということなので、それをやらないように書かれています。
私はこの方法でベアリングが焼きついたことはありませんが、プロが言うことは素直に聞いたほうが良いでしょう。
残ってこびり付いたガスケットはスクレーパーまたはカッターなどで削ぎ落とし、仕上げに砥石で磨きます。
私は彫刻刀に付いてくる砥石に2stオイルを付けて使っています。
クランクケース内に異物が入ってしまうと、コシ下を開けなければならなくなるので、このようにウエス等でフタをします。

Rev-3 | next