エアーフィルターの洗浄

 トライアルバイクのエアーフィルターは路面の状況や練習だけだったら2日間使うこともありますが、基本的には毎回洗浄してます。
@ 専用のクレンザー
高価ですが、洗浄後の仕上げに水洗いができるのでとても簡単です。
A 灯油
安くて入手は簡単、仕上げに台所用洗剤で洗えば匂いも取れますが、処分に困ります。
B ガソリン
フィルターの接着に使用している接着剤を侵す恐れがあるので、フィルターがバラバラになることがあるそうです。また、使いこんだ(古い)フィルターはそれ自体が溶けてしまうことがあります。
静電気でも着火することがあるので、取扱が難しいです。
 
Rev-3からエアーフィルターを外したところ。
これは大会で一日使ったものです。
走る場所が場所なだけに、結構汚れていました。
私はワコーズのフィルタークリーナーを使用しています。(当時)
100円均一のステンレスボールに入れて洗います。
整備の時に外したボルトやナットを入れておくと無くさなくて重宝します。いろいろと使えるので便利です。
フィルタークリーナーで洗った後は水道水ですすぎます。
この類のクリーナーは水と混ざると乳白色に変化するので、水が透明になればすすぎは終わりです。
注意)Rev-3のは、お湯で洗うとフイルターが縮むことがあります。
乾燥を急ぐ場合は新聞紙に挟み、おおよその水分を吸い取り、エアコンの噴出し口に吊るしておきます。
普段は陰干しです。
乾いたら、フィルター専用のオイルを付ける。写真は裏返しにしたところ。
RST-1のエアーフィルターオイルをこのような容器に移し使用してます。これだと無駄にオイルを使わないのでお勧めです。
こうしてまんべん無く付けてから揉み込みます。
以前はスプレー式のオイルを使っていましたが、コストパフォーマンスはこちに軍配が上がります。
最後に取り付けたところ。
フタとの接着面の黒い部分にもオイルを付け、フタをして取り付け完了です。
フィルター用のオイルは付けすぎると垂れてエアークリーナーボックスが汚れるし、吹けが悪くなります。逆に薄すぎるとゴミがシリンダー内に入り、エンジンにダメージを与えてしまうので、これはこれで結構奥が深い作業だと思います。

フィルターはラフな作りなので、ものによってはエアークリーナーボックスの穴よりも若干小さいものがあります。
そんなときはノリの面に蒸気をあてて、丁寧に引っ張りると伸びます。

Rev-3