ステアリングヘッドベアリング

違和感が無かったので、購入時から一度もグリスアップしてなかったステアリングヘッド。
2007年の年末にグリスアップしようと開けてみたら矢印のベアリングがトップブラケットと
アッパーブラケットを繋ぐシャフトと固着してました。
CRCなど浸透剤を吹きかけてプラスチックハンマーで叩いてみましたが、ビクともしません。
こうなっては自分の力では出来ないと諦め、ショップに持ち込みました。
Fサスペンションオイルは半年くらいで交換していますが、その都度、異常がなくても
グリスアップするようにしたいと思います。

グリスアップ

今回はステムナットを外したら、自然にアンダーブラケットが落ちてきました。ほっ!
古いグリスを洗い流したところです。
上下のベアリングにタップリとリチュームグリスを塗り、ステアリングヘッドにセットして
ステムナットを締め込みます
経験上ですが、ここは手で締めこんだくらいが丁度良い感じです。
トップブリッジをセットしてヘッドボルトを規定値締め込みますが、ここはゆるみやすいので、
マジックなどでマーキングしておくと良いと思います。
締めこんだら、フォークを止めている赤丸のボルトを締め込みます。トップボルトより先に
このボルトを締めこまないでください。

フロントタイヤを浮かせ、ハンドルに触れると自然に切った方向へハンドルが倒れるくらい
が良いと言われています。
ただし、ここの固さはお好みで。。。
フォークの先端を手で揺すって、ガタが無ければ完了です。
フックレンチまたはピンスパナと言われている特殊工具です。
1,500円くらいなので、揃えておくと良いと思います。

マイナスドラバーを溝に入れて、叩いて緩める方法がありますが、あまりお勧めしません。
出先などで工具が無い場合の応急処置と思った方が良いと思います。

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