リアサスペンションリンクグリスアップ

出来れば半年に1回、長くても一年に1回はやっておきたいリアサスペンションリンク部のグリスアップ。
汚れるし、面倒だけど準備さえしておけば、そんな苦にならないと思うのですが、いかがでしょう。。。

今回は9ヶ月ふりにグリスアップしましたが、グリスが切れてサビが出たり、乳化していたりすることもなく良い状態でした。
良い仕事してます、ベルレイウォータープルーフグリス。

まずは邪魔なフェンダーを外し、リンクガードが付いているアンダーガードを外します。
次にリンクのボルトを抜くときに右のステップが邪魔になるので、ブラケットごと外します。
ステップだけを外すよりもこちらの方が楽。お薦めです。
同じ理由で、左側のスイングアームにガードが付いている場合も外します。
アクスルシャフトを少しゆるめてからトランポに乗せます。
こうすると座って作業ができるので楽です。
また、エアークリーナーボックスも外しておくと更に作業が楽なりますが、今回はそのまま。
作業の邪魔になるし、服が汚れるので、チェーンも外しちゃいます。
リンクを分解する前に写真に撮っておくとボルトの方向が分からなくなったとき役に立ちます。
もしくは、抜いたボルトは抜いた方向に置いておくのも良いでしょう。

ベアリングを洗う方法は様々ですが、私は安物(200円以下)のパーツクリーナーを使います。
クリーナーを吹いて歯ブラシで掃除し、日なたに置いて乾燥させます。

中が乾いたらグリスを丁寧に入れてきます。指が入れば指で入れますが、入らない場合は
ヘキサゴンレンチなどの棒状の工具を使って入れてます。
はみ出るくらいに入れて余分なグリスは拭き取るようにします。

カラーにもグリスを塗布して、組み入れます。
EVOのコネクティングアームは前後でボルトの太さが違うため、カラーの種類も違います。
細いのが前、太いのが後ろ側になります。
よって、穴が小さいのが前側、大きいのが後ろ側です。
組み上げるときはスイングアームの先端をちょっと持ち上げてボルトナットを締め込みます。
先端をもって揺すってみたところほんの少しのガタがありましたが、まだ許容範囲。
次回このガタが大きくなっているようでしたら、ベアリングまたはピローボールの交換かも。。。

ホイール、ステップ、チェーン、フェンダーを付けて、完成です。
この日に乗ってみましたが、グリスアップ前との違いは分かりませんでした。(笑)


EVO Factory